专利摘要:
本発明は、装置の複数の空気圧又は油圧駆動のアクチュエータ(特には医療装置の複数のバルブアクチュエータ)であって、装置の動作の最中に、異なる組み合わせにて圧力が加えられるものについて、密封の様子を確認および/または監視するための方法である。上記方法によれば、圧力条件下にある複数の異なるアクチュエータの組み合わせについて全体としての圧力低下が測定され、上記圧力低下は、該当する組み合わせに含まれる圧力条件下にあるアクチュエータにおいて、動作段階の最中に生じる。密封値は、個々のアクチュエータおよび/またはアクチュエータの個々のグループについて割り出され、圧力条件下にあるそれぞれのアクチュエータおよび/またはアクチュエータのそれぞれのグループを含むこれらの組み合わせについて測定された圧力低下は、考慮される。本発明は、対応するバルブアクチュエータを監視する装置を有する装置、特に医療装置にさらに関する。
公开号:JP2011512918A
申请号:JP2010548033
申请日:2009-02-27
公开日:2011-04-28
发明作者:ステファン クラッテ;フランク;エル ヘドマン
申请人:フレセニウス・メディカル・ケア・ドイチュラント・ゲーエムベーハー;
IPC主号:A61M1-28
专利说明:

[0001] 本発明は、装置の空気圧または油圧駆動の複数のアクチュエータ(とくには、医療装置の複数のバルブアクチュエータ)について、漏れの有無(leak tightness)を確認および/または監視するための方法、ならびに該当する方法を実行するための制御部を有する装置(とくには、医療装置)に関する。]
背景技術

[0002] 本発明は、とくには、カセットシステムが液体(とくには、医療に係る液体)の搬送に使用される装置の空気圧または油圧駆動の複数のアクチュエータについて、漏れの有無を確認および/または監視するための方法に関する。本発明による方法は、透析(とくには、腹膜透析)の分野において、とくには処理液の搬送または処理の実行のためのカセットシステムを有している処理装置において、きわめて好都合に使用可能である。この方法は、血液透析または輸液システムにおいても同様に使用可能である。]
[0003] 本発明は、とくには、特許文献1および特許文献2に提示されているような腹膜透析装置、ならびにそのような腹膜透析装置の運転のための方法に関する。特許文献1および特許文献2の内容の全体は、本出願の開示の必須の一部分である。]
[0004] 装置の空気圧または油圧によって駆動可能なアクチュエータは、好都合には、これらのカセットシステムに使用されるバルブを切り替えるためのバルブアクチュエータである。カセットは、使い捨ての品物として形成されているとともに、装置のバルブアクチュエータが作用してバルブを切り替えるバルブ点を有している。カセットは、とくには、液体案内通路を有しており、この液体案内通路は、バルブ点の領域に少なくとも1つの可撓な壁を有し、この少なくとも1つの可撓な壁は、バルブアクチュエータによって液体案内通路内へと押し込まれて前記通路を遮断する。これに関し、アクチュエータは、好都合には、アクチュエータに圧力が作用したときに膨張してバルブタペットとして機能する可撓な領域を有する。油圧または空気圧によって駆動可能なピストンは、同様に、バルブタペットとして好都合に機能するアクチュエータとして使用可能である。このようなカセットシステムにおいて、透析液などの処理液を搬送するための領域(好都合には、カセット側に位置する)は、アクチュエータを作動させるために圧力が加えられる領域(好都合には、装置側に位置する)から、少なくとも1つの膜で隔てられる。]
[0005] 装置の継続的な動作中、例えば浄化過程(purging process)の最中または処理の最中に、カセットにおいて必要とされる液体の経路を提供するために、バルブのさまざまな切り替えパターンが使用される。この目的のために、装置の継続的な動作において、装置のアクチュエータは、さまざまな組み合わせの圧力で加圧される結果、カセット内の対応するバルブが切り替えられて、カセットの動作のための所望の流路が提供される。]
[0006] アクチュエータは、通常、圧力がアクチュエータに作用している機能的切替状態(active switching state)と、圧力がアクチュエータに作用していない非機能的切替状態(inactive switching state)とを有している。アクチュエータへと圧力を作用させ、あるいは圧力を取り除くことによって、これらの状態の間の相互の切り替えが可能である。そのような切り替えのプロセスにおいては、システムに加えられる圧力が変化するのに対し、切り替えプロセスの間は、アクチュエータへと加えられる圧力が実質的に一定である定常状態が採用される。しかしながら、空気圧または油圧によって駆動可能なアクチュエータにおいては、圧力が作用している側において、漏れが生じる可能性がある。]
[0007] したがって、そのようなアクチュエータの漏れの有無を確認および/または監視するための公知の方法においては、通常、試験圧力をアクチュエータへと加えるとともに、その後の定常状態において単位時間当たりの圧力低下を測定して漏れを判断する初期の試験が、処理の開始時に実行される。これに関して、単位時間当たりの圧力低下が特定の限界値を超える場合、装置の動作が許されない。]
先行技術

[0008] 米国特許出願公開第2007/0112297号明細書(US2007/0112297A1)
米国特許出願公開第2006/0195064号明細書(US2006/0195064A1)]
発明が解決しようとする課題

[0009] 装置の初期化時に存在する漏れは、このような方法によって確実に認識可能である。しかしながら、装置の動作の最中にシステムにおいて漏れが発生したか否かを判断する可能性は、もはや存在しない。とくには、初期の試験の果たす目的のためには、装置を完全に停止させなければならないため、装置の動作の最中に初期の試験を実行することは、不可能である。さらには、処理の最中にそのような試験を行うための適切な時点がいつであるかについて、いかなる目安も存在しない。しかしながら、アクチュエータにおける漏れは、アクチュエータの摩耗に起因して、継続的な処理の最中にとくに生じる可能性がある。]
[0010] したがって、本発明の目的は、空気圧または油圧駆動の複数のアクチュエータの漏れの有無を確認および/または監視するための方法であって、装置の継続的な動作の最中に実行することができる方法を提供することにある。さらに、本発明の目的は、該当するバルブアクチュエータを監視する装置(とくに、医療装置)を提供することにある。]
課題を解決するための手段

[0011] この目的は、本発明によれば、請求項1に記載の方法および請求項20に記載の装置によって解決される。本発明の好都合な態様が、従属請求項の主題を形成している。]
[0012] これに関し、本発明は、動作の最中に異なる組み合わせアクチュエータに圧力が加えられる装置の複数の空気圧または油圧駆動のアクチュエータ、とくには医療装置の複数のバルブアクチュエータの漏れの有無を確認および/または監視するための方法を含んでいる。本発明によれば、圧力が加えられたアクチュエータの複数の異なる組み合わせについて、それぞれの組み合わせで圧力が加えられたアクチュエータにおける定常の動作段階において生じる圧力低下が、まとめて測定される(measured together)。次いで、個々のアクチュエータおよび/またはアクチュエータの個々のグループについて、それぞれのアクチュエータおよび/またはアクチュエータのそれぞれのグループを、圧力供給先として含む組み合わせについて測定された圧力低下を考慮して、それぞれの密封値(leak tightness value)が割り出される。]
[0013] 本発明による装置は、カセット側のバルブを切り替えて、所望の液体の経路を確立するために、自身の動作の最中に、さまざまな組み合わせのアクチュエータに対して圧力を加える。これにより、圧力が加えられたアクチュエータの種々の組み合わせの間で切り替えが行われる切り替え動作段階が生じ、この切り替え動作段階ではシステムの圧力が変動するが、切り替え動作段階の間に位置する定常の動作段階では切り替えプロセスによって変更されない固定のアクチュエータの組み合わせに対して、実質的に一定のシステム圧力が加えられ、そのような実質的に一定のシステム圧力は、システムの漏れに起因して経時的に低下する可能性がある。したがって、これらの定常の動作段階における圧力低下は、今まさに圧力が加えられているアクチュエータの漏れの有無の基準となる。]
[0014] これらの定常の動作段階において、圧力がまとめて加えられている全てのアクチュエータにおいて現時点でそれぞれ供給されている圧力が測定され、これらの定常の動作段階において生じる圧力低下が測定される。圧力低下は、好都合には、対応する組み合わせが存在している期間にわたり測定される。圧力が加えられるすべてのアクチュエータにまとめて加えられる圧力は、とくには、定常の動作段階の最中の2つの異なる時点で測定可能であり、とくには定常の動作段階の開始および終了の時点で測定可能であり、これら2つの値の差に基づいて圧力低下を割り出すことができる。その後に、好都合には、切り替えのプロセスが行われているときに、測定された圧力低下が評価ユニットへと供給され、好都合には、表に保存される。]
[0015] 圧力が加えられるアクチュエータのただ1つの組み合わせのみについての圧力低下の個々の測定では、通常、個々のアクチュエータおよび/またはアクチュエータの個々のグループの漏れの有無について、信頼できる結論を得ることができない。なぜならば、そのような組み合わせにおいては、通常は複数のアクチュエータに圧力が同時に加えられており、したがって測定される圧力低下は、関与しているアクチュエータのすべての漏れの合計に関する全体的な値を形成するからである。]
[0016] しかしながら、個々のアクチュエータおよび/またはアクチュエータの個々のグループの漏れ値は、圧力供給先のアクチュエータの複数の異なる組み合わせについてのデータに基いて割り出すことが可能である。これに関し、特定の組み合わせにおいて特定のアクチュエータに圧力が加えられている場合、この特定の組み合わせについて測定された圧力低下は、この特定のアクチュエータの密封値において考慮に入れられる。対照的に、特定の組み合わせにおいて或るアクチュエータに圧力が加えられていない場合、この組み合わせの際に測定された圧力は、このアクチュエータの密封値において考慮に入れられない。]
[0017] このようにして集められた値から、少なくとも特定の測定時間または測定頻度の後で、アクチュエータまたはアクチュエータのグループについての傾向を割り出すことができる。通常、圧力は、装置の通常の継続的な動作の最中に、複数のアクチュエータに対して同時に加えられるが、複数の異なる組み合わせからの値の集合によって、1つ1つのアクチュエータの漏れの有無を評価することができる。これに関し、本発明によれば、いずれにしても装置の動作においてアクチュエータの複数の異なる組み合わせに対して圧力が加えられるという事実が利用される。このようにして、これらの異なる組み合わせにおける圧力低下を評価することによって、個々のアクチュエータの漏れの有無の評価を得ることができる。]
[0018] 圧力低下に加えて、圧力低下が生じたそれぞれの測定時間が密封値において考慮されることが好ましい。本発明による方法において、それぞれの組み合わせにおいて生じる圧力低下に加えて、この圧力低下が生じた測定時間も考慮に入れることができる。この目的のため、圧力低下および測定時間は、それぞれの定常の動作段階について評価ユニットに送信されることが好ましい。定常の動作段階において生じる圧力低下は、圧力供給先のそれぞれのアクチュエータの漏れに加えて、測定時間にも依存するため、これらの測定時間を考慮に入れることによって、より正確な漏れの検出が可能である。]
[0019] これに関し、特に、全体としての圧力低下の値と測定時間とから形成される単位時間当たりの圧力低下を、密封値において考慮することができる。これに関し、単位時間当たりの圧力低下は、それぞれのアクチュエータの漏れの有無について、比較的正確な指標を形成する。]
[0020] 個々のアクチュエータおよび/またはアクチュエータの個々のグループの密封値を割り出すために、該当のアクチュエータおよび/またはアクチュエータの該当のグループを圧力供給先として含んでいるすべての圧力供給先アクチュエータの組み合わせについての圧力低下が考慮され、好ましくは測定時間がさらに考慮されて、平均値が形成される。したがって、特定のアクチュエータに対して圧力が加えられている動作段階で測定された圧力低下のすべての測定値に基いて、前記特定のアクチュエータの密封値を割り出すために平均値が形成される。1つ1つのアクチュエータは、場合によっては、これらの動作段階における圧力低下の全体のうちの特定の部分しか生じさせず、圧力低下の他の部分は、同様に圧力が加えられるさらなるアクチュエータによって引き起こされているが、上述のようにアクチュエータの複数の異なる組み合わせを平均することによって、1つ1つのアクチュエータの密封値は、比較的良好な近似でもたらされる。これに関し、それぞれの圧力低下の測定時間も、平均値の形成においてそれぞれ考慮され、特に、測定された圧力低下の単位時間当たりの平均値を形成することができる。]
[0021] これに関し、個々のアクチュエータおよび/またはアクチュエータの個々のグループの密封値を割り出すために、該当のアクチュエータおよび/またはアクチュエータの該当のグループを圧力供給先として含んでいるすべての圧力供給先アクチュエータの組み合わせについて、随意に重み付けされた圧力低下および/または単位時間当たりの圧力低下の平均値が計算される。]
[0022] 随意に重み付けされた平均値は、さまざまな手法で形成することが可能である。これに関し、関係するアクチュエータの漏れ値のための平均値の形成において、特定の組み合わせにおいて測定された圧力低下および/または単位時間当たりの圧力低下が、継続時間および圧力供給先のアクチュエータの数とは無関係に考慮されるように、あるアクチュエータを圧力供給先とするすべての組み合わせを、等しく重み付けすることができる。]
[0023] しかしながら、定常の動作段階における圧力低下および/または単位時間当たりの圧力低下の測定時間が、平均値の形成において考慮されることが好ましい。これに関し、特には、このアクチュエータを圧力供給先とするすべての定常の動作段階において測定された単位時間当たりの圧力低下の時間平均値を、特定のアクチュエータの密封値のために形成することができる。これによって、より長い期間にわたって存在する組み合わせが、短い時間にわたって切り替えられたにすぎない組み合わせよりも、重く重み付けされる。一方で、より長い定常の動作段階を有する組み合わせにおいては、単位時間当たりの圧力低下の測定値も、より正確であるため、これによっても精度が向上する。]
[0024] これに関し、個々のアクチュエータおよび/またはアクチュエータの個々のグループの密封値を割り出すために、該当のアクチュエータおよび/またはアクチュエータの該当のグループを圧力供給先として含んでいるすべての圧力供給先アクチュエータの組み合わせについての圧力低下の合計および測定時間の合計が、割り出される。次いで、単位時間当たりの平均の圧力低下を、これら2つの合計の商から割り出すことができ、これがアクチュエータおよび/またはアクチュエータのグループの密封値において考慮される。]
[0025] さらに、特定の組み合わせにおける圧力供給先のアクチュエータの数は、平均値の形成において考慮されることが好ましい。これに関し、特には、特定の組み合わせについて割り出された圧力低下を、圧力供給先のアクチュエータが多いほど、関係するアクチュエータの密封値においてあまり考慮しないようにすることができる。したがって、圧力供給先のアクチュエータが多数であることにより全体として生じる圧力損失が大きくなる組み合わせが、平均値の形成に過度に含まれることを防止することができる。]
[0026] しかしながら、代案として、圧力供給先のアクチュエータの特定の組み合わせについて測定される全体としての圧力低下を、この組み合わせにおける圧力供給先のアクチュエータの数とは無関係に、平均値の形成において考慮してもよい。これにより、高い漏れ速度を有するアクチュエータに関する密封値が、このアクチュエータとかなり低い漏れ速度を有する他のアクチュエータとが組み合わされて協働することで小さくされることがない。したがって、欠陥のあるアクチュエータだけでなく、実際に正しく働いているアクチュエータの値も、そのような組み合わせによってきわめて容易に認識することができる。]
[0027] さらに好都合には、本発明によれば、それぞれの組み合わせにおける圧力供給先のすべてのアクチュエータの全体としての圧力低下であって、圧力供給先のアクチュエータの特定の組み合わせについて測定される圧力低下が、これらのアクチュエータの密封値において等しい量にて考慮される。値のこのような一様な分配は、すべてのアクチュエータが同一の構造を有する場合にとくに意味がある。]
[0028] さらに、本発明において、個々のアクチュエータおよび/またはアクチュエータの個々のグループの密封値は、装置の動作の最中に連続的に更新されることが好ましい。特に、個々のアクチュエータおよび/またはアクチュエータの個々のグループの密封値は、装置が圧力供給先のアクチュエータのある組み合わせから別の組み合わせに切り替わるときに更新されることが好ましい。このとき、先の組み合わせの定常の動作段階において測定された圧力低下または単位時間当たりの圧力低下は、個々のアクチュエータおよび/またはアクチュエータの個々のグループの密封値の更新に好都合に使用される一方で、新たな組み合わせが定常の動作段階に達したときに新たな圧力測定が開始される。]
[0029] 本発明による方法においては、アクチュエータの確認および/または監視のために、特定の密封値の範囲が使用されることが好ましい。これに関し、最低の密封値が最高の密封値と比較され、すべてのアクチュエータにわたる密封値の範囲が割り出される。範囲が小さいことが、これらのアクチュエータの密封が高いことを指示する一方で、範囲が大きいことは、他のアクチュエータとは大幅に異なる密封値を有する少なくとも1つのアクチュエータが明らかに存在しているため、漏れを指示する。]
[0030] さらに、割り出された密封値のすべての合計が、アクチュエータの確認および/または監視に使用されることが好ましい。この合計は、システムの漏れの有無についての包括的な報告を可能にする。]
[0031] さらに、割り出された密封値の経時変化が、アクチュエータの確認および/または監視に使用されることが好ましい。これにより、個々のアクチュエータまたはアクチュエータの個々のグループにおいて漏れの有無に目立った変化が生じたか否かを、判断することが可能である。]
[0032] このようにして、対応する密封値を評価することによって、装置の継続的な動作の最中に漏れを認識することが可能である。漏れが認識されたときに、継続的な動作を停止するとともに、試験を実行することが好ましい。ここで、継続的な動作の最中に割り出された値が誤った測定を示すものではなく、漏れが実際に存在していることは、そのような試験によって、再び保証される。]
[0033] これに関し、前記試験として、すべてのアクチュエータがチェックされる初期の試験を実行することができる。そのような初期の試験ルーチンは、公知の装置においてすでに設けられているとともに、動作を開始させる前に最初に実行される。]
[0034] 代案として、漏れが認識された個々のアクチュエータおよび/またはアクチュエータの個々のグループのみが確認される試験を実行してもよい。これにより、継続的な動作の最中に割り出された漏れの高速な確認が可能である。個々のアクチュエータまたはアクチュエータの個々のグループにおいて漏れが確認されない場合に、他のアクチュエータに漏れが存在しないかどうかを確認するために、必要に応じて初期の試験を依然として実行することができる。]
[0035] さらに、漏れが認識および/または確認されたときに、漏れのあるアクチュエータを使用せず、あるいは装置を安全状態に置くことが好ましい。種々のアクチュエータを切り替えることによって、カセットにいくつかの流体の経路をもたらすことができるため、継続的な動作の最中に特定のアクチュエータを作動させることができなくても、装置の動作を続けることが可能である。したがって、本発明によれば、漏れていると認識されたアクチュエータを、カセットの安全性を損なうことなく遮断することができる。対照的に、これが不可能である場合には、補修が行われるまで装置が安全状態へと切り替えられる。]
[0036] 一般には、漏れが認識されたときに、安全措置を開始させることができる。これに関し、とくには警報を生じさせることもできる。]
[0037] 本発明に係る装置は、特には透析において医療に係る液体を搬送するためのカセットのバルブを制御するために使用されることが好ましい。そのようなカセットは、通常、液体の案内通路を有しており、この案内通路は、バルブ地点の領域に少なくとも1つの可撓な壁を有し、この少なくとも1つの可撓な壁は、通路を封鎖するために通路に対して押し込まれる。液体の案内通路は、とくには可撓膜によって覆われる。この膜を液体の案内通路へと押し込むことによって、通路を閉鎖して、バルブを生み出すことができる。本発明に係るアクチュエータは、可撓な壁または膜を液体の案内通路に対して押し込むためのバルブタペットとして機能することが好ましい。本発明に係るアクチュエータは、特に、圧力の供給時に膨張してカセットの液体案内領域へと押し込まれる可撓な領域を有することができる。]
[0038] さらに、本発明は、複数の空気圧または油圧駆動のアクチュエータ(とくには、複数のバルブアクチュエータ)と、圧力供給先のアクチュエータに対してまとめて供給される圧力を測定するための圧力測定装置と、上述のような方法を実行(とくには、自動的に実行)するための電子制御部とを有している装置(とくには、医療装置)を含む。本発明に係る電子制御部は、相応に設計された演算ユニット及び密封値を保存するためのメモリを有する。このような装置から、方法に関して上述した利点と同じ利点がもたらされることは明らかである。前記装置は、装置の継続的な動作の最中に装置のアクチュエータの漏れの有無を自動的に確認または監視する本発明に係る方法を実行することができ、その結果、動作の安全性が向上する。]
[0039] 前記装置は、医療に係る液体を搬送するためのカセットのバルブを制御するための装置であり、実際には、とくには透析(殊には、腹膜透析)において使用される装置である。カセットは、そのような装置に対して使い捨ての構成要素として挿入され、例えば透析液などの医療に係る液体の搬送の目的を果たす。そして、本発明に係るアクチュエータは、カセットに組み合わせられて、カセットのバルブを制御するためのバルブアクチュエータとして使用される。]
[0040] したがって、本発明は、複数の空気圧又は油圧駆動のアクチュエータ(とくには、複数のバルブアクチュエータ)と、圧力供給先のアクチュエータへとまとめて加えられる圧力を測定するための圧力測定装置と、電子制御部とを有する装置(とくには、医療装置)であって、前記電子制御部は、当該装置の動作の最中に、種々の組み合わせの前記アクチュエータに対して圧力が供給され、圧力供給先のアクチュエータの複数の異なる組み合わせについて、それぞれの組み合わせにおける圧力供給先のアクチュエータにおいて定常の動作段階で生じる全体としての圧力低下が測定されるように、前記アクチュエータおよび前記圧力計を制御する。さらに、この装置は、個々のアクチュエータおよび/またはアクチュエータの個々のグループについて、該当のアクチュエータおよび/またはアクチュエータの該当のグループを圧力供給先として含む組み合わせについて測定される圧力低下を考慮して、それぞれの密封値を割り出す評価ユニットを含んでいる。さらに、前記割り出された密封値に基いて当該装置のアクチュエータの漏れの有無を確認および/または監視する確認および/または監視ユニットが設けられている。したがって、本発明に係る装置は、継続的な動作の最中に空気圧または油圧駆動のアクチュエータの漏れの有無を連続的に監視することを、この目的のために装置の動作を中断させることなく行うことができる能力も有している。]
[0041] 前記圧力低下に加えて、圧力低下が生じている測定時間のそれぞれが、評価ユニットによって形成される密封値において考慮されることが好ましい。これにより、より正確な密封値の割り出しがもたらされる。なぜなら、それぞれの組み合わせにおいてまとめて圧力が供給されるアクチュエータにおいて定常の動作段階で生じる全体としての圧力低下は、圧力供給先のそれぞれのアクチュエータの漏れに加えて、圧力低下の割り出しの測定時間にも依存するからである。前記圧力は、特には定常の動作段階における2つの異なる時点の間で測定することができ、これによって割り出された圧力低下は、前記2つの時点の間の時間とともに、評価ユニットへ伝送される。これらの値またはこれらの値から計算される値が保存されるメモリを設けることも可能である。]
[0042] 測定された圧力低下の値と測定時間とから形成される単位時間当たりの圧力低下を、密封値において考慮することが好ましい。単位時間当たりの圧力低下は、アクチュエータおよび/またはアクチュエータの個々のグループの漏れの有無についての比較的正確な指標である。これに関し、圧力供給先のアクチュエータの異なる組み合わせについて測定される単位時間当たりのそれぞれの圧力低下を評価において考慮することができ、さらには/あるいは単位時間当たりの平均の圧力低下を複数の組み合わせについて測定された圧力低下の値および測定時間から割り出すことができる。]
[0043] 評価ユニットは、個々のアクチュエータおよび/またはアクチュエータの個々のグループの密封値を割り出すために、該当のアクチュエータおよび/またはアクチュエータの該当のグループを圧力供給先として含んでいるすべての圧力供給先アクチュエータの組み合わせにおける圧力低下、及び、好都合には測定時間がさらに考慮されている平均値を形成する。したがって、それぞれのアクチュエータまたはアクチュエータのそれぞれのグループの実際の密封値の良好な近似が、特定のアクチュエータまたはアクチュエータの特定のグループを圧力供給先とするすべての組み合わせにおける測定値の平均値の形成からもたらされる。]
[0044] 評価ユニットは、個々のアクチュエータおよび/またはアクチュエータの個々のグループの密封値を、該当のアクチュエータおよび/またはアクチュエータの該当のグループを圧力供給先として含んでいるすべての圧力供給先アクチュエータの組み合わせについての随意に重み付けされた圧力低下および/または単位時間当たりの圧力低下の平均値として計算することが好ましい。それぞれの圧力供給先のアクチュエータの組み合わせについての圧力低下および/または単位時間当たりの圧力低下の測定値の重み付けは、さまざまな手法で行うことができる。]
[0045] 特に、定常の動作段階における圧力低下および/または単位時間当たりの圧力低下の測定時間を、平均値の形成において考慮することができる。特に、測定された単位時間当たりの圧力低下の平均値が形成される場合、すなわち測定時間が密封値において考慮される場合に、定常の動作段階の継続時間または測定時間を、それに加えて平均値の形成において考慮することができる。特に、時間的な平均値を形成することができる。]
[0046] さらに、特定の組み合わせにおける圧力供給先のアクチュエータの数を、平均値の形成において考慮することができる。これに代え、圧力供給先のアクチュエータの特定の組み合わせについて測定される全体としての圧力低下を、この組み合わせにおける圧力供給先のアクチュエータの数とは無関係に、平均値の形成において考慮してもよい。これにより、漏れのあるアクチュエータをより容易に認識できるが、実際に漏れがないアクチュエータの密封値がより大きな影響を受ける。]
[0047] 圧力供給先のアクチュエータの特定の組み合わせについて測定される圧力供給先アクチュエータのすべてについての共通の圧力低下は、当該アクチュエータの密封値において、等しい量で考慮されることが好ましい。この手順の理由は、圧力が加えられた複数のアクチュエータの共通の圧力低下が、どのように個々のアクチュエータに起因しているのかについてのより詳細な情報を、システムが有していないからである。アクチュエータの複数の異なる組み合わせの測定値を使用することにより、個々のアクチュエータまたはアクチュエータのグループについての実際の密封値に対する比較的良好な近似が、個々のアクチュエータの各々またはアクチュエータの特定のグループの各々について、時間とともにもたらされる。]
[0048] 本発明による方法の具体的な実現において、評価ユニットは、個々のアクチュエータおよび/またはアクチュエータの個々のグループの密封値を割り出すために、該当のアクチュエータおよび/またはアクチュエータの該当のグループを圧力供給先として含んでいるすべての圧力供給先アクチュエータの組み合わせについての圧力低下の合計および測定時間の合計を割り出すことができることが好ましい。次いで、単位時間当たりの平均の圧力低下を、各々のアクチュエータまたはアクチュエータの各々のグループについて、前記圧力低下の合計および前記測定時間の合計から形成することができ、次いでそれぞれのアクチュエータまたはアクチュエータのそれぞれのグループの密封値は、この単位時間当たりの平均の圧力低下からもたらされる。このような手順は、該当のアクチュエータおよび/またはアクチュエータの該当のグループを圧力供給先として含んでいるすべての圧力供給先アクチュエータの組み合わせについて、単位時間当たりの圧力低下の時間的な平均値を形成することに相当する。]
[0049] さらに、本発明によれば、評価ユニットは、個々のアクチュエータおよび/またはアクチュエータの個々のグループの密封値を装置の動作の最中に連続的に更新することが好ましい。これにより、アクチュエータの漏れの有無について、信頼できる確認および/または監視がもたらされる。]
[0050] 確認および/または監視ユニットは、割り出された密封値の範囲に基づいて、アクチュエータの漏れの様子を確認および/または監視することが好ましい。密封値が高い範囲は、アクチュエータの漏れを指示する一方で、低い範囲は、すべてのアクチュエータに漏れがないことを指示している。]
[0051] さらに、確認および/または監視ユニットは、割り出された密封値のすべての合計に基づいて、アクチュエータの漏れの有無を確認および/または監視することが好ましい。この割り出された密封値のすべての合計は、システムの全体としての密封度に相当する値である。]
[0052] さらに、本発明に係る装置の確認および/または監視ユニットは、割り出された密封値の経時変化にもとづいて、アクチュエータの漏れの有無を確認および/または監視することが好ましい。割り出された密封値のそのような変化は、そのような漏れの発生の指示し得る。]
[0053] これに関し、当然ながら、複数の値の組み合わせも、アクチュエータの漏れの様子を確認および/または監視するために使用することができる。]
[0054] さらに、確認および/または監視ユニットは、漏れが認められたときに装置の継続的な動作を停止させるとともに、試験を実行することが好ましい。この試験によって、継続的な動作の最中に割り出された特定のアクチュエータまたはアクチュエータの特定のグループの漏れの有無を、例えば確認および/または監視ユニットによって再びチェックまたは確認することができる。]
[0055] 本発明によれば、すべてのアクチュエータがチェックされる初期の試験を実行することができる。しかしながら、代案として、漏れが認識された個々のアクチュエータおよび/またはアクチュエータの個々のグループを確認する試験を実行してもよい。初期の段階で、漏れの確認のために、確認および/または監視ユニットが漏れを認識したアクチュエータまたはアクチュエータのグループを確認すれば充分であるため、もはやすべてのアクチュエータをチェックしなくてもよい。]
[0056] 本発明に係る装置の制御部は、漏れが認められ、さらには/あるいは漏れが確認されたときに、漏れのあるアクチュエータをもはや使用しないことが好ましい。特には、制御部は、漏れのあるアクチュエータを迂回することができるのであれば、装置の動作を続けることができる。そうでない場合、装置は安全状態へと切り替えられる。]
[0057] 本発明による装置は、医療に係る液体(特には、透析において使用される液体)の搬送のためのカセットのバルブを制御するために使用されることが好ましい。これに関し、カセットは、通常、装置に挿入される使い捨ての部分を形成し、装置は、カセット内の液体の流れを制御する。]
[0058] 好都合には、本発明による装置は、医療に係る液体を搬送するためのカセットを結合可能な結合面を有しており、この結合面にアクチュエータが配置される。したがって、装置側のアクチュエータは、結合させられたカセットのバルブに係合でき、カセット内にさまざまな流体の経路をもたらすことができる。]
[0059] さらに、本発明は、好都合には、特には装置に転送されるコンピュータプログラムを有しているコンピュータプログラム製品(とくには、記憶媒体)であって、上述のような方法を実行するためのコマンドを有しているコンピュータプログラム製品を含む。方法に関して上述した利点と同じ利点が、このようなコンピュータプログラム製品からも得られる。記憶媒体に保存されたコンピュータプログラムは、とくには、既存の装置に転送され、装置のアクチュエータの漏れの有無を確認および/または監視するための本発明による方法をそこで実行するために、転送することができる。これにより、本発明による方法を既存の装置に組み込むことができる。これは、特には、この方法の実行に必要な構成部品を追加するという問題を生じることなく可能である。]
発明の効果

[0060] 本発明によれば、空気圧または油圧駆動の複数のアクチュエータの漏れの有無を確認および/または監視するための方法であって、装置の継続的な動作の最中に実行することができる方法を提供することができる。さらに、本発明によれば、該当するバルブアクチュエータを監視する装置(とくに、医療装置)を提供することができる。]
図面の簡単な説明

[0061] 本発明に係る装置の動作の最中の圧力供給先のアクチュエータの種々の組み合わせを示す。
本発明に係る装置の動作の最中の圧力供給先のアクチュエータの種々の組み合わせを示す。
本発明に係る装置の動作の最中の圧力供給先のアクチュエータの種々の組み合わせを示す。
本発明に係る装置の動作の最中の圧力供給先のアクチュエータの種々の組み合わせを示す。]
実施例

[0062] 次に、本発明を、実施の形態および図面を参照して、さらに詳しく説明する。]
[0063] 次に、医療装置の複数の空気圧駆動のバルブアクチュエータの漏れの有無を確認および/または監視するための本発明に係る方法が使用される実施の形態を参照して、本発明をさらに詳しく提示する。]
[0064] そのような医療装置において、通常は、医療に係る液体を搬送するために、使い捨てのカセットが使用される。それらの使い捨てのカセットは、可撓ホイルによって覆われた液体の通路を有している。これに関し、使い捨てのカセットが処理装置へと挿入されるとともに装置側の結合面に組み合わせられる結果、処理装置の結合面に配置されたアクチュエータは、カセットの可撓ホイルを液体の案内通路へと押し込んで、カセットにおける流体の経路を決定することが可能となる。空気圧駆動のアクチュエータは、圧力がアクチュエータに供給されたときに膨張して可撓ホイルを液体の案内通路へと押し込む可撓領域を有していることが好ましい。この手法で、バルブの他に、ポンプなどを実現することも可能である。]
[0065] これに関し、処理装置の継続的な動作の最中に、カセットにおいて種々の流路を確立するために、アクチュエータの種々の組み合わせに対し圧力が選択的に加えられる。これに関し、典型的には、圧力は、各々の組み合わせの複数のバルブに同時に加えられる結果、特定の組み合わせにおいて圧力が加えられるすべてのバルブにおいて生じる合計の圧力損失は、個々のバルブへと結び付けて考えることが不可能である。本発明に従って処理装置の個々のアクチュエータの漏れの有無をチェックするために、処理装置の通常の動作の最中に実行される本発明による方法が、今や使用される。本発明による方法によれば、圧力が加えられるアクチュエータの複数の異なる組み合わせからのデータを使用することによって、1つ1つのアクチュエータに該当する密封値を結び付けることが可能である。]
[0066] これに関し、圧力が加えられるアクチュエータの複数の異なる組み合わせに関して、それぞれの組み合わせにおいてまとめて圧力が加えられるアクチュエータについて、定常的な動作段階において初期に生じる圧力低下が測定され、測定時間とともに保存される。次いで、これらのデータから、個々のアクチュエータおよび/またはアクチュエータの個々のグループについて、それぞれの密封値が割り出され、それぞれのアクチュエータおよび/またはアクチュエータのそれぞれのグループへと圧力が加えられる組み合わせにおいて測定された圧力低下または単位時間当たりの圧力低下が、前記密封値へと取り入れられる。]
[0067] システムにおける動作圧力の推移を、2つの段階に分けることが可能である。第1の段階においては、圧力が加えられるバルブの或る組み合わせから別の組み合わせへの切り替えが行われ、したがって圧力を高めなければならないため、変更された圧力範囲が生じる。定常段階が、これらの切り替え段階の間において生じ、定常段階においては、いかなる動作も行われない。今や本発明によって測定される安定な圧力が、これらの定常な動作段階に存在する。これに関し、種々の組み合わせについてのそれぞれの圧力低下は、個々の組み合わせに関する定常な動作段階において測定され、測定時間とともに評価ユニットへと伝達される。次いで、このような定常な動作段階において測定された圧力低下および測定時間は、この特定の組み合わせにおいて圧力が加えられたすべてのアクチュエータに関連付けられる。このように、各々のアクチュエータに関する密封値は、それぞれのアクチュエータが関与した組み合わせの平均の圧力低下からの動作の推移においてもたらされる。]
[0068] 図1〜4には、圧力が加えられるアクチュエータの種々の組み合わせが、説明のために示されている。これに関し、アクチュエータ1、2、3は、通常はきわめて多数である処理装置のアクチュエータ(例えば、16個のアクチュエータ)の代表として示されており、それぞれに装置11、12、および13を介して圧力が加えられ、それぞれを圧力の供給から切り離すことができる。これに関し、装置11、12、13は、関連のアクチュエータ1、2、または3に圧力が加えられているときには黒塗りで図示され、該当のアクチュエータに圧力が加えられていないときには白色にされている。これに関し、中央の圧力供給源が、圧力が加えられるすべてのすべてのアクチュエータのために設けられ、その圧力を、圧力計5を使用して割り出すことができる。] 図1 図2 図3 図4
[0069] 図1には、すべてのアクチュエータに圧力が加えられる第1の組み合わせが示されている。対照的に、図2においては、アクチュエータ1にだけ圧力が加えられる一方で、アクチュエータ2および3は、非作動である。図3においては、アクチュエータ1および2に圧力が加えられる一方で、アクチュエータ3は、非作動である。図4においては、アクチュエータ1が非動作である一方で、アクチュエータ2および3に圧力が加えられる。] 図1 図2 図3 図4
[0070] 次に、圧力低下を測定するとともに値を圧力が加えられたそれぞれのアクチュエータに関連付けることによって、処理装置の継続的な動作の最中に、個々のアクチュエータの漏れ速度をどのように割り出すことができるのかを、表1に示す。これに関し、カセットにおけるバルブのパターンは、アクチュエータのさまざまな組み合わせでの動作によってもたらされる。]
[0071] 次いで、動作中のアクチュエータの特定の全体としての漏れ速度は、それぞれに使用される圧力供給先のアクチュエータの組み合わせからの各々の組み合わせについて、もたらされる。この実施の形態は、
V1:5mbar/min
V2:15mbar/min
V3:0mbar/min
というバルブV1〜V3に組み合わせられたアクチュエータ1〜3の漏れ速度から出発する。]
[0072] これに関し、アクチュエータの切り替えの後で、まずは定常の動作状態となるまで待機が行われる。その後に、該当の組み合わせが存在する限り、この実施の形態において圧力が測定される。バルブのパターンが変更され、結果としてアクチュエータの新たな組み合わせに圧力が加えられるとき、先の組み合わせについて測定された圧力低下は、測定時間とともに評価ユニットへと供給され、測定値を該当の組み合わせにおいて圧力が加えられたアクチュエータにのみ関連付けて、例えば表に保存される。その後に、アクチュエータに関連付けられた測定値の平均値が、すべてのアクチュエータについて形成される。]
[0073] したがって、各々のアクチュエータに関する密封値は、それぞれのアクチュエータに圧力が加えられたすべての先行する組み合わせの単位時間当たりの共通の圧力低下の時間平均値に一致する。]
[0074] 表1に示されているパターン1(図1による構成に相当)においては、すべてのアクチュエータに圧力が加えられ、したがってすべてのバルブV1〜V3が閉じられる。これによって、20mbar/minというすべてのアクチュエータの全体としての漏れ速度がもたらされる。パターン1の存在時の圧力低下が測定され、この圧力低下は、関与しているすべてのアクチュエータについて現在の測定時間とともに表に保存される。次いで、図2に相当するパターン2への切り替えが行われ、圧力がアクチュエータ1にのみ加えられる。これによって、5mbar/minという漏れ速度がもたらされる。したがって、該当の圧力低下および測定時間も、アクチュエータ1にのみ関連付けられる。次いで、図3に相当するパターン3において、圧力が最初の2つのアクチュエータへと加えられ、20mbar/minという全体としての漏れ速度がもたらされる。次いで、これによって生じる圧力低下が、関与しているアクチュエータ1および2について、測定時間とともに表に保存される。] 図1 図2 図3
[0075] ここで、アクチュエータに関連付けられた合計のそれぞれの圧力低下を、アクチュエータに関連付けられた合計の測定時間で除算すると、各々のアクチュエータについて、単位時間当たりの平均の圧力低下がもたらされる。このような密封値に対してより多くの組み合わせを取り入れることで、実際の漏れ速度がより正確に近似される。しかしながら、これに関して、密封バルブの結果が漏れのあるバルブによって影響されるため、漏れのあるバルブを密封バルブよりも明確に認識することができる。]
[0076] これは、例えば、10mbar/minという漏れ速度がアクチュエータ1に関連付けられ、16.7mbar/minという漏れ速度がアクチュエータ2に関連付けられ、5mbar/minという漏れ速度がアクチュエータ3に関連付けられているパターン7による評価において認識される。]
[0077] 個々のアクチュエータの密封値を割り出すための表に示した方法は、きわめて簡単に実行することができる。なぜなら、定常の動作段階の継続時間にわたってそれぞれに測定される圧力低下は、圧力が加えられたバルブの数を考慮することなく、この動作段階において圧力が加えられたすべてのアクチュエータに対して同じ手法で関連付けることができるためである。次いで、アクチュエータに圧力が加えられていたすべての動作段階にまたがる時間平均は、各々のアクチュエータについて、平均値としてもたらされる。これによって、密封値として1つ1つのアクチュエータについて割り出される平均の漏れ速度が、常に少なくともこのアクチュエータの実際の漏れ速度と同じ大きさであることが保証される。]
[0078] しかしながら、代案として、例えば時間平均を行わず、アクチュエータのさまざまな組み合わせについて測定される単位時間当たりの圧力低下を、それぞれの場合に同じ手法で最終結果へと取り入れるなど、他の平均値の形成も考えられる。また、圧力が加えられるアクチュエータの数を平均化へ取り入れることができるようにすることも考えられる。]
[0079] 本発明による方法によれば、処理装置の継続的な動作の最中における複数のアクチュエータについての漏れの確実な認識を保証することもできる。典型的なアクチュエータの数は、例えば16にのぼる。本発明によれば、切り替えられるアクチュエータの種々の組み合わせにおいて測定される圧力低下の値が、動作中のアクチュエータにそれぞれ関連付けられるため、16個のアクチュエータのすべてを、継続的な動作の最中にただ1つの圧力計によって監視することができる。]
[0080] これに関し、密封値が個々のアクチュエータの各々について保存され、いずれの場合も或る組み合わせから別の組み合わせへの変化において更新される結果、ベクトルがもたらされる。したがって、異なるパターンにおいて本発明による測定方法を頻繁に繰り返すことによって、システムの実際の全体状況への近似がもたらされる。]
[0081] 次いで、結果ベクトルを漏れの認識のためにさらに処理することができる。したがって、例えば、結果ベクトルの最小値/最大値の評価を使用して、漏れ速度の範囲を割り出すことができる。すべてのアクチュエータが類似の密封値を有する狭い範囲は、適切に動作しているシステムを示す。対照的に、広い範囲は、漏れの可能性を示している。さらに、漏れの挙動の変化は、結果ベクトルの合計の評価およびその時間勾配を使用して、認識することができる。システムの基本の漏れ速度は、最小値の形成を使用して割り出すこともできる。]
[0082] この評価によって、欠陥のあるアクチュエータを認識することが可能である。なぜなら、欠陥のあるアクチュエータは、このアクチュエータへと圧力が加えられるすべての組み合わせにおいて、漏れ速度の増加を引き起こすからである。これが、このアクチュエータについての平均値の増加に反映される。ここで、動向は、コンポーネントについて個々の測定を頻繁に行わなければ認識できないことに、注意しなければならない。高速なバルブ経路の変更、すなわちアクチュエータの組み合わせの高速な変更によって生じる測定の不正確な現象は、このプロセスにおいて取り除かれる。]
[0083] システムが、漏れの知らせとして評価されるアクチュエータの密封値を発見した場合、結果をチェックするために試験をさらに実行することができる。この目的のために、処理装置の動作が中断させられ、試験ルーチンが実行される。これに関し、試験ルーチンは、すべてのアクチュエータがチェックされる公知の初期の試験であってよい。あるいは、許容範囲の外側である該当の密封値に基づいて漏れが認識されたアクチュエータまたはアクチュエータのグループだけを、最初にチェックしてもよい。]
[0084] アクチュエータが漏れを生じていると特定された場合、処理装置を安全状態に変化させることができる。しかしながら、不良のアクチュエータについて充分な代替物が存在する場合には、このアクチュエータをバイパスして、動作を継続することも可能である。]
[0085] このように、本発明による方法によれば、処理装置の継続的な動作の最中に、漏れの有無に関して全てのアクチュエータを常時監視し、必要であれば対処を行うことが可能である。]
[0086] 1〜3 アクチュエータ]
权利要求:

請求項1
装置の複数の空気圧または油圧駆動のアクチュエータ、特には医療装置の複数のバルブアクチュエータについて、漏れの有無を確認および/または監視するための方法であって、装置の動作の最中に、異なる組み合わせのアクチュエータに圧力を供給するステップと、それぞれの組み合わせにおける圧力供給先のアクチュエータの定常の動作段階において生じる全体としての圧力低下を、圧力供給先のアクチュエータの複数の異なる組み合わせについて測定するステップと、個々のアクチュエータおよび/またはアクチュエータの個々のグループについて、該当のアクチュエータおよび/またはアクチュエータの該当のグループを圧力供給先として含む組み合わせについて測定された圧力低下を考慮して、それぞれの密封値を割り出すステップとを含む、複数のアクチュエータの漏れの有無を確認および/または監視するための方法。
請求項2
前記圧力低下に加えて、前記圧力低下が生じたそれぞれの測定時間を前記密封値において考慮する請求項1に記載の複数のアクチュエータの漏れの有無を確認および/または監視するための方法。
請求項3
前記測定された圧力低下の値と前記測定時間とから形成される単位時間当たりの圧力低下を前記密封値において考慮する請求項1または2に記載の複数のアクチュエータの漏れの有無を確認および/または監視するための方法。
請求項4
個々のアクチュエータおよび/またはアクチュエータの個々のグループの密封値を割り出すために、該当のアクチュエータおよび/またはアクチュエータの該当のグループを圧力供給先として含むすべての圧力供給先アクチュエータの組み合わせにおける圧力低下を考慮し、好都合には測定時間をさらに考慮して、平均値を形成する請求項1〜3のいずれか1項に記載の複数のアクチュエータの漏れの有無を確認および/または監視するための方法。
請求項5
個々のアクチュエータおよび/またはアクチュエータの個々のグループの密封値を割り出すために、該当のアクチュエータおよび/またはアクチュエータの該当のグループを圧力供給先として含んでいるすべての圧力供給先アクチュエータの組み合わせについて、随意に重み付けされた圧力低下および/または単位時間当たりの圧力低下の平均値を計算する請求項1〜4のいずれか1項に記載の複数のアクチュエータの漏れの有無を確認および/または監視するための方法。
請求項6
前記定常の動作段階における前記圧力低下および/または単位時間当たりの圧力低下の測定時間を前記平均値の形成において考慮する請求項5に記載の複数のアクチュエータの漏れの有無を確認および/または監視するための方法。
請求項7
個々のアクチュエータおよび/またはアクチュエータの個々のグループの密封値を割り出すために、好ましくは、該当のアクチュエータおよび/またはアクチュエータの該当のグループを圧力供給先として含んでいるすべての圧力供給先アクチュエータの組み合わせについての圧力低下の合計および測定時間の合計を割り出す請求項1〜6のいずれか1項に記載の複数のアクチュエータの漏れの有無を確認および/または監視するための方法。
請求項8
特定の組み合わせにおける圧力供給先のアクチュエータの数を前記平均値の形成において考慮する請求項5に記載の複数のアクチュエータの漏れの有無を確認および/または監視するための方法。
請求項9
圧力供給先のアクチュエータの特定の組み合わせについて測定される全体としての圧力低下を、この組み合わせにおける圧力供給先のアクチュエータの数とは無関係に前記平均値の形成において考慮する請求項5に記載の複数のアクチュエータの漏れの有無を確認および/または監視するための方法。
請求項10
圧力供給先のアクチュエータの特定の組み合わせについて測定される全体としての圧力低下を、圧力供給先のアクチュエータの特定の組み合わせについて、該アクチュエータの密封値において等しい量にて考慮する請求項1〜9のいずれか1項に記載の複数のアクチュエータの漏れの有無を確認および/または監視するための方法。
請求項11
個々のアクチュエータおよび/またはアクチュエータの個々のグループの密封値を装置の動作の最中に連続的に更新する請求項1〜10のいずれか1項に記載の複数のアクチュエータの漏れの有無を確認および/または監視するための方法。
請求項12
割り出された密封値の範囲をアクチュエータの確認および/または監視に使用する請求項1〜11のいずれか1項に記載の複数のアクチュエータの漏れの有無を確認および/または監視するための方法。
請求項13
割り出された密封値のすべての合計をアクチュエータの確認および/または監視に使用する請求項1〜12のいずれか1項に記載の複数のアクチュエータの漏れの有無を確認および/または監視するための方法。
請求項14
割り出された密封値の経時変化をアクチュエータの確認および/または監視に使用する請求項1〜13のいずれか1項に記載の複数のアクチュエータの漏れの有無を確認および/または監視するための方法。
請求項15
漏れが認められたときに、継続中の動作を停止し、試験を実行する請求項1〜14のいずれか1項に記載の複数のアクチュエータの漏れの有無を確認および/または監視するための方法。
請求項16
すべてのアクチュエータをチェックする初期の試験を実行する請求項15に記載の複数のアクチュエータの漏れの有無を確認および/または監視するための方法。
請求項17
漏れが認められた個々のアクチュエータおよび/またはアクチュエータの個々のグループをチェックする試験を実行する請求項15に記載の複数のアクチュエータの漏れの有無を確認および/または監視するための方法。
請求項18
漏れが認められ、さらには/あるいは確認されたときに、漏れのあるアクチュエータをもはや使用せず、又は装置を安全状態に変更する請求項1〜17のいずれか1項に記載の複数のアクチュエータの漏れの有無を確認および/または監視するための方法。
請求項19
医療、特に透析に係る液体を搬送するためのカセットのバルブを制御するために装置を使用する請求項1〜18のいずれか1項に記載の複数のアクチュエータの漏れの有無を確認および/または監視するための方法。
請求項20
複数の空気圧または油圧駆動のアクチュエータの漏れの有無を確認および/または監視するための装置、特には医療装置であって、複数の空気圧または油圧駆動のアクチュエータ、特には複数のバルブアクチュエータと、圧力供給先のアクチュエータへと加えられる共通の圧力を測定するための圧力計と、装置の動作の最中に、種々の組み合わせにて前記アクチュエータに対して圧力が供給されるとともに、それぞれの組み合わせにおける圧力供給先のアクチュエータにおいて定常の動作段階で生じる全体としての圧力低下が圧力供給先の複数のアクチュエータについて測定されるように、前記アクチュエータおよび前記圧力計を制御する電子制御部と、個々のアクチュエータおよび/またはアクチュエータの個々のグループについて、該当のアクチュエータおよび/またはアクチュエータの該当のグループを圧力供給先として含む組み合わせについて測定される圧力低下を考慮して、それぞれの密封値を割り出す評価ユニットと、前記割り出された密封値に基づいて、当該装置のアクチュエータの漏れの有無を確認および/または監視する確認および/または監視ユニットとを有する装置、特には医療装置。
請求項21
それぞれの場合において、前記圧力低下に加えて、前記圧力低下が生じた測定時間を前記評価ユニットによって形成される密封値において考慮する請求項20に記載の複数の空気圧または油圧駆動のアクチュエータの漏れの有無を確認および/または監視するための装置。
請求項22
前記測定された圧力低下の値と前記測定時間とから形成される単位時間当たりの圧力低下が、前記密封値において考慮される請求項20または21に記載の複数の空気圧または油圧駆動のアクチュエータの漏れの有無を確認および/または監視するための装置。
請求項23
前記評価ユニットは、個々のアクチュエータおよび/またはアクチュエータの個々のグループの密封値を割り出すために、該当のアクチュエータおよび/またはアクチュエータの該当のグループを圧力供給先として含んでいるすべての圧力供給先アクチュエータの組み合わせにおける圧力低下が考慮され、好都合には測定時間がさらに考慮されている平均値を形成する請求項20〜22のいずれか1項に記載の複数の空気圧または油圧駆動のアクチュエータの漏れの有無を確認および/または監視するための装置。
請求項24
前記評価ユニットは、個々のアクチュエータおよび/またはアクチュエータの個々のグループの密封値を、該当のアクチュエータおよび/またはアクチュエータの該当のグループを圧力供給先として含んでいるすべての圧力供給先アクチュエータの組み合わせについての随意に重み付けされた圧力低下および/または単位時間当たりの圧力低下の平均値として計算する請求項23に記載の複数の空気圧または油圧駆動のアクチュエータの漏れの有無を確認および/または監視するための装置。
請求項25
前記定常の動作段階における前記単位時間当たりの圧力低下の測定時間を前記平均値の形成において考慮する請求項24に記載の複数の空気圧または油圧駆動のアクチュエータの漏れの有無を確認および/または監視するための装置。
請求項26
特定の組み合わせにおける圧力供給先のアクチュエータの数を前記平均値の形成において考慮する請求項24に記載の複数の空気圧または油圧駆動のアクチュエータの漏れの有無を確認および/または監視するための装置。
請求項27
圧力供給先のアクチュエータの特定の組み合わせについて測定される全体としての圧力低下を、この組み合わせにおける圧力供給先のアクチュエータの数とは無関係に前記平均値の形成において考慮する請求項24に記載の複数の空気圧または油圧駆動のアクチュエータの漏れの有無を確認および/または監視するための装置。
請求項28
圧力供給先のアクチュエータの特定の組み合わせについて測定される共通の圧力低下は、該アクチュエータの密封値において、該当の組み合わせにおける圧力供給先のすべてのアクチュエータについて等しい量にて考慮される請求項20〜27のいずれか1項に記載の装置。
請求項29
前記評価ユニットは、個々のアクチュエータおよび/またはアクチュエータの個々のグループの密封値を割り出すために、該当のアクチュエータおよび/またはアクチュエータの該当のグループを圧力供給先として含んでいるすべての圧力供給先アクチュエータの組み合わせについての圧力低下の合計および測定時間の合計を割り出す請求項20〜28のいずれか1項に記載の装置。
請求項30
前記評価ユニットは、個々のアクチュエータおよび/またはアクチュエータの個々のグループの密封値を当該装置の動作の最中に連続的に更新する請求項20〜29のいずれか1項に記載の装置。
請求項31
前記確認および/または監視ユニットは、割り出された密封値の範囲に基づいて、アクチュエータの漏れの有無を確認および/または監視する請求項20〜30のいずれか1項に記載の装置。
請求項32
前記確認および/または監視ユニットは、割り出された密封値のすべての合計にもとづいて、アクチュエータの漏れの有無を確認および/または監視する請求項20〜31のいずれか1項に記載の装置。
請求項33
前記確認および/または監視ユニットは、割り出された密封値の経時変化に基づいて、アクチュエータの漏れの有無を確認および/または監視する請求項20〜32のいずれか1項に記載の装置。
請求項34
前記確認および/または監視ユニットは、漏れが認められたときに継続中の動作を停止させ、試験を実行する請求項20〜33のいずれか1項に記載の装置。
請求項35
すべてのアクチュエータが確認される初期の試験が実行される請求項34に記載の装置。
請求項36
漏れが認められた個々のアクチュエータおよび/またはアクチュエータの個々のグループをチェックする試験が実行される請求項34に記載の装置。
請求項37
漏れが認められ、さらには/あるいは確認されたときに、前記制御部は、漏れのあるアクチュエータをもはや使用せず、あるいは当該装置を安全状態へと切り替える請求項20〜36のいずれか1項に記載の装置。
請求項38
特には透析において使用される医療に係る液体を搬送するためのカセットのバルブを制御するための請求項20〜37のいずれか1項に記載の装置。
請求項39
医療に係る液体を搬送するためのカセットを接続することができる結合面を有しており、前記アクチュエータが前記結合面に配置される請求項20〜38のいずれか1項に記載の装置。
請求項40
コンピュータプログラム製品、特には装置へと転送されるコンピュータプログラムを有している記憶媒体であって、請求項1〜19のいずれか1項に記載の方法を実行するためのコマンドを有しているコンピュータプログラム製品。
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